thalaj

書く事で自分と見つめあって、少しだけ癒される

読書、いよいよ講座も本番 2020/09/26

目覚めたら時刻は10時半を回っていた。

スマホを握って枕に再度突っ伏して、13時までに身支度と食事を済ませる時間を計算する。11時に起きれば間に合うだろう。大丈夫だ。あと30分寝ていられる。

開いていない目とおぼつかない指でアラームを11時にセットして、もう一度眠りに落ちた。

11時。アラームで再度目を覚まして、モゾモゾとスマホのロックを解除する。起動中のアプリの一覧を開いた。LINE、TwitterSafari。その他。サファリで開いていた「辻村小説公園」−−最近ハマっている小説「宝石商リチャード氏の謎鑑定」の著者のブログで、番外編の短編物語がたくさん投稿されているのを最近知った−−を開き、読みかけだった投稿を最後まで読み切った。

そろそろ起きないと時間が、と思いつつ、ベッドに腰掛けて膝に猫を乗せ、撫でながら読んでいたら弟がノックしてきた。

「ご飯食べる?」

食べる、と返事をして私は最後まで読み、適当な服に着替えてからリビングに降りた。

母の作ったラーメンを食べて、一呼吸おいてから部屋に籠る。

今日は13時〜15時までの1講義だけだったが、先日提出した課題のフィードバックが得られる日だった。

課題で出されていた要求の一つ一つの単語の意味をまず調べること。その意味にそぐわない回答を明確に作ること。筋の通った説明を用意した上で、自分なりに表現の型を崩すこと。

SNSや小説に感化されている多くの受講生は、「型をいかにかっこよく外すか」にばかり着目していて、ほとんど回答にさえなっていない文章を提出していた。

なるほど。とても勉強になる。

私の提出した文章も、「ここの一文に意味はあるのか?」という投げかけが一つあった。私にとっては意味のある一文でも、なぜそれがこの質問と関係あるのかは読み手には伝わらない文章だったなと指摘されて実感した。

でも、普段仕事で使っている文章ではあの時提出したような砕けたキザな文章は決して使わないので、この文体をチェックしてもらえたのはなかなかいい機会だったなと感じた。

せっかくだから、この先もこのキザな文体でぶっ飛ばされない程度に課題に取り組んでいきたい。

それから夜は、2周目だというのに宝石商の1巻を読み切り、深夜の2時ゴロに2巻を読みはじめ、4時半ごろまで読み進めた。

せっかく2周目だし、と細かい単語や固有名詞、宝石の名称の不明点を全て調べながら読んでいるが、4時半を回った頃にいい加減不明点をスマホで検索する体力がないことを自覚してから眠りについた。