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書く事で自分と見つめあって、少しだけ癒される

仕事への拒絶反応とワクワク、ぱたぱた 2020/09/25

文面から鬼のような表情とすごんだ声が伝わってくるようだった。あああと思いながら胃がむかむかと苦しくなってくる。

どうして私がここまで怒られないといけないんだ?いや途中で押し付けられたとしても、そのあとの判断は私がいろいろとしていたからか。でも他に誰に判断を仰げばよかった?

始業開始早々自宅の小部屋でうなだれていたら、神様からスラックが入ってきた。

「もし手が回ってなければこちらで対応します。どうしますか?」

同じ部署の一期上の先輩から、この案件を自分が代わりに担当しようかという声を掛けてもらえたのだ。

嬉しい。もちろん今手いっぱいだけど、手が空いてたとしても自分でやりたくないような案件だった。いいのか。そんなことしてもらって。

申し訳ないと思いつつも、実際自分の仕事が山積みになっている私は先輩にそのあとをお願いした。

 

朝鬼のようなメッセージを送りつけてきた他部署の先輩から、午後に一度電話がかかってきたが、後は引き継いだ一期上の先輩に話を聞く、お前はもういいと言わんばかりでぶつりと電話を切った。

 

私は事務仕事が苦手だ。

字を書いたり営業資料を作る仕事も事務仕事なのかもしれないが、そこは一線を画す。

「申請」とか「手続き」みたいな、あらかじめ細く何本も敷かれたレールの上を、道を間違えないように進んでいくような仕事を前にすると拒絶反応が起こる。

思考停止して、先のことを考えられなくなる。パソコンの画面を突き抜けた数メートル向こう側の何かとにらめっこを始めてしまう。

 

こういう時に、私はいつも「あぁ転職したい・・・」と弱音を漏らす。

SNSには極力書かないようにしているが。私が弱音を吐いているのはインスタの3人くらいしか見れない「親しい友達」限定公開のストーリーと、この日記くらいだ。

 

でも夕方、後輩と一緒に作成したスライドのデザインをがりがり作るときにはどうにも面白くてたまらなかった。

 

私はパワーポイントが好きだ。

パワーポイントの使い方は、アニメーション以外ならそこらの人には負けない知識を持っている自信がある。ショートカットだって結構知ってる。センスの有無はさておき。

だから9割出来上がったスライドの縦横をそろえる修正作業は、本当に何とも楽しかった。試行錯誤で統一していって、最後にまとまった時はなんとも気持ちがいい。

0から作るのが苦手だから、何とも言えないが。

 

その幸せな作業と、最後の細かい確認と修正作業は20時半ごろまで及んだ。

後輩をいじめているような細かい確認作業だったが、これがなかなか楽しい。今朝みたいな手続きは1分作業するのもごめんだが、このデザイン作業と字を書く作業だけならずっとやっていられる気がする。

 

ぱたぱた足を動かしながら鼻歌を歌いつつ修正や入稿作業をするのは何時だろうが楽しい。

 

うーん。私はなにに向いているんだろうか。

毎日探しているが、やっぱり見つからない。

 

あと、こういう「だである」調で外向きの文章を一回くらい書いてみたい気もする。

「だである」調って、私生活ではなかなか使わないから。