thalaj

書く事で自分と見つめあって、少しだけ癒される

「宝石商リチャード氏の謎鑑定7.紅宝石の女王と裏切りの海」「同8.夏の庭と黄金の愛」読了 2020/09/21

この日は、正真正銘読書漬けだった日。そして山積みだった本がどんどんなくなっていって、ペースを落とすべきだろうかと不安に思い始めた日。

宝石商リチャード氏の謎鑑定 紅宝石の女王と裏切りの海 (集英社オレンジ文庫)

7.紅宝石の女王と裏切りの海から2章。そうだった。ここから大きく変わる。変わるというか広がるというか。読んでみてほしい。

そしてこの回から出てくるある登場人物が、私は10巻まで読み終わらなくてもすでに結構好きになった。

2人の主人公、リチャードと正義のようにはなれないけど、私は彼みたいな人になりたいし、そんな人がいるなら友だちになりたい。

 

宝石商リチャード氏の謎鑑定 夏の庭と黄金の愛 (集英社オレンジ文庫)

8.夏の庭と黄金の愛は、7までを読んだ私にとってはちょっと予想外な1冊だった。

もっと心がすさむ話かと思ったが、終始暖かくなるものだった。

性別や立場の「あるべき」姿に苦しみながらもやりたいことを貫くその女性は美しいと思ったし、人は予想以上にーもちろん自分を含めてー外から見てもわからない内面を人にわかってもらえると嬉しいものだし、その逆もしかりだと改めて感じる1冊だった。