「香りで気分を切り替える技術」読了 2020/08/20
12日もかかって読み終えたが、12日間で私はストレスの軽減方法を習得し、寝つきが良くなり、生活の中に存在する良い香りに目を向けられるようになった。
著者:松岡祥子 監修:東原和成 「プロカウンセラーが教える 香りで気分を切り替える技術」を読み終わった。
この本を買ったのは2週間近く前、8月8日の土曜日だ。
初めて写真を撮るためにロケハンに行き、汗でべとべとの体を自転車と徒歩で酷使した足でふらふらと進ませつつ、鎌倉からの帰り道に横浜駅に寄った。
そろそろ本がなくなるから、なにか買わねば。
そう思って焦る心で本屋に寄るも、大して惹かれるものがない。
どうしたものか。
脳死状態で、過去に買ったシリーズ物の2巻目を2種類手に取った。
同じジャンルの本を連続して2冊は購入しないつもりだったが、もう今日はしょうがないか…。
そう思ってレジに向かう頃だったか、この本をたまたま見つけた。
目に留まったのは、私がもとから香りでリラックスすることに興味があったからだ。
ドキドキして眠れない夜に、アロマオイルを使ってリラックスすることが多かった。
実感として「香りは精神的にリラックスできる」「暗い気分を切り替えて明るくできる」ものと認識していた「香り」について、医学的な観点から正当化できるような気がしたからだ。
書いてある内容は、私が感じていたこととおおむね変わらなかった。
ただし、香りをただ嗅ぐだけではなく、もっと深く香りを楽しんでリラックスする方法や、香りと脳との関係について詳しく書かれていた。
正直、書いてある内容は難しい言葉も多く、そこまで文字数は多くないのに読むのに12日かかった。
しかし、読み終えると非常に有益な情報を得られた感じがしてとても気分が良い。
それと、読み終わるころには私も「香りマインドフルネス」がちょっとできるようになっていて、夜寝つきが良くなったし、満員電車で嫌な気分になっても感情をふわっとさせてストレスを軽減できるようになった。
寝るときにはラベンダーなんだ、これで眠くならないのはおかしいんだ、すっきりした香りは眠くなるものではないんだ、といった先入観もなくなった。
私はラベンダーの香りですっきりと目が覚めるし、眠くなるのはゼラニウムやペパーミントの香りだ。
とくにペパーミントの香りは、麻薬でも入っているのかと思うくらい眠りに強く引き込まれる。
また今後もしばらく自分の好きな香りを研究していこうと思う。
12日もかかって読み終えたが、12日間で私はストレスの軽減方法を習得し、寝つきが良くなり、生活の中に存在する良い香りに目を向けられるようになった。
人のにおいが苦手であることも知った。
非常に大きな体験を、本を読むだけでない経験を、できたと思う。
予想以上に読んでよかったと思えた1冊だった。