thalaj

書く事で自分と見つめあって、少しだけ癒される

溶けて落ちないための音楽 2020/03/13

仕事に行きたくなさすぎて、気持ちが塞ぎ切っていた。

どうせ出勤しても大した仕事がない。

仕事がない、がどれくらい「ない」のかというと、5件ほど簡単な電話をかけて、あとは電話番。

今までは暇で気分転換したくなると休憩室みたいな場所に逃げ込んでいた。

このご時世、大して電話も来ないのに席に座ってなくちゃいけないから、そういうこともできない。

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バタバタ仕事している人たちの横で、仕事をくださいと乞食をするしかない。

でも、私の本来の仕事とは全く異なる業務だから、一から教えてもらわないといけない。

逆に手間になるから、易々と「やらせてください」とも言いづらい。

ないないづくしだ。

テレアポしてメルマガを送っていた人が、見積書を作る人たちと同じ部署になったのが未だ納得いかない。

あーあ、こんなに綺麗に晴れているなら、やることがない職場になんて行かないで、カメラを持って遊びに出かけたい。

仕事に行きたくない。

あの空間にいると、自分の存在が誰からも必要とされていない事ばかり実感して辛くなる。

ただでさえ消えてなくなりたい気持ちと闘っているのに、現実に追い討ちをかけられる。

そんな事を考えていたら、どんどん世界を拒絶して、自分のテリトリーが狭まっていく。

どっと重苦しい気持ちになる。

心臓がただれて、溶け落ちるようだ。

こういう時は、イヤホンで世界をシャットアウトして音楽を聴いてみるに限る。

私の心境なんて関係ないぞとさわやかな音楽が流れる。

内側から気持ちがふんわり広げられる感じがして、ちょっとだけ前を向けるかもしれない。