希死念慮と撮影依頼 2020/06/29
今日は月曜日だからだろう。
精神的な圧迫感がいつもより大きく、さすがに参った。
この精神的に「来た」ときの辛さはなんとも言いようがない。
逃げているわけではない。むしろいつもより仕事はまじめに取り組んでいたくらいだ。
ただ、ひたすらに胸やのどのあたりが圧迫されるような感覚。
仕事に集中しようと伸びる背筋を真下から垂直に引きずり落とすような感覚。
いつもより少し早い鼓動。
お手洗いに席を外すと聴こえてくるのは、
「上手に写真も撮れないんだから意味ないよ、あんたなんか死んじゃえば?」
…いや、「私なんか死んじゃいたい」だったか。
とにかくそんな心の声だ。
今日は久しぶりにずいぶんと希死念慮が強い日だった。
私はこうやって、そのうち死んでしまうのかもしれないな。
それなのに講座に申し込んだな。
途中で死んじゃうかもしれないけど、まあいっか。
そんなよくわからないあきらめというかふっきれというか、そんなことを考えながら通路を歩いていた。
多分ずっと何となくつらい気分なのは、通路を歩くと現れる希死念慮がずっと心の奥にいるせいだ。
死んで解放されたい。そう思っている自分が常にどこかにいる。
でもそんな風に思っている自分が嫌で、変わりたい、生きて楽しみたいと思う心も最近は生まれていて、だから本を読んだり趣味に浸ったり勉強したりしている。
しかし今日は帰り道、前職の同期の友人から「ラブグラフみたいな写真を撮ってほしい」と言われたのでそのあとは嬉しくてたまらなくなった。
写真仲間がプロを目指したいと言っているのを見て、私のほうがまだやれそうなのに、となぜか気持ちで負けたのが悔しいとうじうじしてたところがあったが、実力と普段の行動で勝った!とそんな子供じみた気分でウキウキとしていた。
あほらしいとは思いつつも、こまめに写真をインスタにあげているおかげで声がかかることがあるのは本当に嬉しいから、これからもやめたくない。
そのまま気分が乗った帰り道は、スマホのリスト機能で「楽しそうな写真百手」というリストを作った。
インスタやピンタレストに載っている写真をどんどんと集めていったつもりになったが、数を見ると10件ちょっと。100件に至るには遠い道のりがありそうだ。
しかし、私はこのコンセプトは嫌いじゃない。
どんな細かい撮影ネタでもいいから、とにかく100個集めてみようと思った。
自然で、楽しい写真を撮れるようになるための百手。
何年かかるだろうか。