「なまいきざかり。」読破 2020/05/05
昨日の夜からオールで漫画を読んだ。
「なまいきざかり。」
スポーツ青春恋愛漫画ってところ。
あまりにもスピード感が良くて、試合のシーンを読んでいる時止まらなくなるし、引退や卒業イベントのたびに涙を流してしまう。
私にこんな青春はなかったけど、私なりに精一杯生きていた高校時代に想いを馳せた。
人生で一番頑張っていて輝いていたのが高校時代だろう。
「なんであんなに頑張れたのか?」
と問うてみると、それは音楽が大好きだからだった。
みんなで演奏して、音の大きな塊の中にいるようなあの不思議な感覚が大好きだ。
ホールで光に包まれて音を飛ばしているのが大好きだ。
先輩方の演奏する背中を見ているのも大好きだ。
何度も何度も、自分がみなとみらいホールでソロを吹いているのを想像して毎日を過ごし、引退前の定期演奏会で夢を果たした。
大学に入ってからは吹奏楽は続けられなかった。
あれは紛れもなく、あの「吹奏楽部」という組織も、あそこで奏でる音楽も、全てが好きだったからだと思う。
思えば私は、好きなことには比較的に打ち込め方なのかもしれない。
大切な人を守る方法を学んだり、人に聞いてみたり。
そうだとして、今の仕事は「好き」と言えるのだろうか?
今いる組織は「好き」と言えるだろうか?
ここで描きたい未来は今あるか?
入社した時は製品に惚れて、「面白そう!」と思って入社したはずだ。
このサービスの良さを広めたいとは、今でも思っている。
でも、今の仕事は「好き」なんだろうか。
勿論書き物が大好きだ。
でも「夢中」になれているだろうか。
四六時中、自分の時間を割いて練習していたあの頃みたいに、プライベートそっちのけで夢中になれる事が欲しい。
ほんとに欲しい。
今の私は抜け殻な感じがする。
なんだろう。