thalaj

書く事で自分と見つめあって、少しだけ癒される

2回目のリュープリン注射は痛かった 2020/10/10

もう10月だというのに台風が接近している関東地方の今日の天気は終日雨だった。

おまけに関東の真下に台風がいるせいで、北風が吹き荒れていてすごく寒い。最高気温は19度。普段よりも変則的な講義スケジュールで15時に講義を終えた後、ヒートテックのレギンスと冬物のロングスカート、コートにレインブーツという台風の日らしからぬ防寒装備で1ヶ月ぶりの婦人科へ向かった。

先月に引き続き、子宮内膜症の治療でリュープリン注射をするためだ。リュープリン注射で生理を止めて、チョコレート囊胞の治療を行う。

チョコレート囊胞とは、本来子宮内膜が生成されるはずのない卵巣で生成されてしまい、それらが剥がれてくる子宮内膜症という病気のせいで、生理になっても排出されない子宮内膜が卵巣に溜まりどろどろの塊になっている状態のことである。生理が来るたびに悪化して激痛が増し、いつ私は生理痛で失神する日がくるだろうかと余命を数えるような気分にさせられるのがポイントだ。最近の痛みはピル治療では歯が立たなかったのでリュープリン注射に乗り換えた。

この注射治療は半年くらい続くらしい。そのあとは錠剤を服用する治療方法に変わるんだとか。治療ができているのかどうかはわからないが、注射のおかげで今月は生理が来ていない。

「生理が止まる」と言われた時には、「来るのもいやだが来ないのも女でなくなった気がする」なんて気を揉んでいたものだ。1ヶ月前の懸念はどこへやら、今となってはもう一生来なくてもいいと思える。あれがないだけで勤怠や仕事のパフォーマンスが上がる。

営業終了間近で病院に滑り込んで、意外と混んでいた行きつけの婦人科で2度目の注射をした。痛くないと思っていたが痛くてびっくりした。先月はお腹に注射を打つことに驚きはしたものの、全然痛みがなかったのでほっとしたはずだ。気を抜きすぎたのだろうか。ぶすっと刺す時の痛みが全然違う。多分これは刺す場所の問題とかではなく、差し方とか角度の問題ではないだろうか。

痛いと思いながら待合室に戻った瞬間にお会計で呼ばれた。痛みが引くまでゆっくりする時間もないまま、たった1本の注射に5千円を超える治療費を払い、あっという間に病院を後にした。相変わらず寒空から静かな雨が降っている。

左手で折り畳み傘を持ち、右手で腹部をさすりながら駅を目指して歩く。

いや痛い。駅まで歩いている間も、駅でついでに本屋に寄ったりふらふらしている間も、しばらく痛かった。いまでも触ると明らかに痛いんだけどこれどうなんだろうか。

表面ではなくて奥の方が痛いような気もしてくる。わからないけど痛い。

同じ看護師さんだったはずなのにな。