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書く事で自分と見つめあって、少しだけ癒される

「先生这是当了逃兵么?(Xiānshēng zhè shì dāngle táobīng me?)」 2021/02/10

藍渓鎮の気になったセリフを一つ調べよう2日目。

「我算是个神仙吧(Wǒ suànshì gè shénxiān ba)=私は一介の神仙といったところです。」と自己紹介したあと、逃走兵に対して聞いた一言。

「先生这是当了逃兵么?(Xiānshēng zhè shì dāngle táobīng me?)」

先生(Xiānshēng)

男性の敬称。ミスターとか。

这是(zhè shì)

this is。

是(shì)

がbe動詞なのはもう十分わかったし。

「我也是妖精(Wǒ yěshì yāojing)=僕も妖精だよ」、「 我算是个神仙吧(Wǒ suànshì gè shénxiān ba)=私は一介の神仙といったところです。」にも出てくる自分と状態を表す単語をつなげるキーワード。

「这(zhè)」

って発音と綴りがどうしても苦手なやつ。唇を突き出して舌先を上の窪みにそわせるようにして発音するやつ。意味は「this」。なんだか発音まで似ている。

これ=「这(zhè)」、あれ=「那(Nà)」、どれ=「哪(Nǎ)」

ついでに中国語の「こそあど」ってなんだろうと思って調べてみたら「それ」に当たる単語がないらしい。これ=「这(zhè)」、あれ=「那(Nà)」、どれ=「哪(Nǎ)」なんだと。あれとどれがどっちもなじゃねえか。あれは口がないなあ。どれは口があるなあ。

あれ=「那(Nà)」のほうが「な↑あ↓」ってイントネーションに波があるからテンションが高く聞こえるなあ。どれ=「哪(Nǎ)」は「な〜↓」って感じで低くてイントネーションないから「どれだよおい」って気分が落ち込んでイライラしてそうに聞こえるなあ。

あれどれのNANAに気を取られて忘れそうだけど今回出てきたのは「这(zhè)」。「じゆ↓、な↑あ↓、なあ↓」で「これあれどれ」なのね。

当了(dāngle)

「なりました」。だんろになりました。医者になりましたとか。

なりました=当了(dāngle)、やりました=做了(Zuòle)

対の単語は「做了(Zuòle)」は「しました」。宿題をしました。

当(dāng)

 

相当する。釣り合いが取れる。当然〜〜すべき。ちょうど〜の時。〜に向かって。(任務に)当たる。勤める。意味ありすぎて死にそうだけどなんとなくどれも日本語の意味に近いのかなと思う。

了(le)

よく出てくるワードの一つ。地味に気になってた。んだけど「完了」と同じだった。「〜した」。

逃兵(táobīng)

読んで字の如し。逃走兵。脱走兵。比喩として困難を恐れて持ち場から逃げ出す人だけど今回は普通に逃走兵。

么(me)

疑問文にするやつ。感覚は「か」に近い。「近いか?」「そう言えるだろうか?(いや言えない)」みたいに疑問文とか反語で使われる。「你叫什么名字(Nǐ jiào shénme míngzì)?=あなたの名前はなんですか?」の時に語尾じゃなくて動詞の隣にくる代わりに「什(shén)」が1文字増えてる。

 

ということで自分なりに訳します。

 

「先生这是当了逃兵么?」

=旦那さん、これは今ちょうど逃走兵になったところでしょうか?