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書く事で自分と見つめあって、少しだけ癒される

癒される方法を模索中 2020/3/5

最近は癒される方法探しをしている。

 

だからといって、別に目新しいことをしているわけではないけど。

ちょっとの足し引で、自分がどう感じるか、観察するようにしている。

 

本を読むのは、とにかく良い。

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スマホで時間を潰していると、なんだかんだストレスになる情報ばかりが入ってくる。

楽しい事も多い反面、どこか心が疲弊していた。

 

その点本を読むのはいい。

 

本の中身だけに集中できる。

途中で上の方にラインの通知が来る事もないし、イライラした人のツイートも届かない。

 

読んでいるだけで、心があったかくなって、和らぐのがわかる。

 

読んでいるのは、みうらじゅんの「マイ仏教」。

勧められて、人から借りて読んでいる。

 

仏教や音楽に没頭しているみうらじゅんの人生について書かれているんだけど、若き日のみうらじゅんの奇行を想像することに集中できる。

不思議と、みうらじゅんの趣味や愛を熱く語られたところで、羨ましく思ったりもしない。

ただ、自分とは全く別の世界に生きた人の人生に集中できる。

マイ仏教 (新潮新書)

マイ仏教 (新潮新書)

 

 

イヤホンを外して歩く

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音楽を聴くと、周囲の騒音をシャットアウトできるが、その分心の余裕みたいなものまで狭めてしまうような気がする時がある。

 

音楽を止めて、イヤホンを外す。スマホをポッケにしまって、視線を上げる。

 

その日は昼間に雨が降っていた。

 

冬が終わり、まだまだツンと冷たいものの、湿気を帯びた空気の匂いがする。

近づいては遠のく車の音に意識を向ける。向かい側の車道の脇を、自転車がカシャカシャと通り過ぎた。

湿った暗闇に電灯の光がにじむ。朝の通勤時にはついていなかった飲み屋の提灯がともっていた。

中華料理屋の近くを通ると香ばしい油の香りが漂う。

 

自分がいる空間を感じることは、実はどこでもできる一番簡単なリラックス方法なのかもしれない。

 

ただ、朝の通勤時には同じ方向を向いて操られるように歩く人々を見ると吐き気がしてしまうため(私もその一員なのだが)、時間と場所は選んだほうがよさそうではあるが。