「ありがとうございました!」涙に頬を濡らし、目元を赤くした10年前の私たちがカメラに向かって叫ぶ。夕飯の支度を始めたころから見始めた、高校時代の定期演奏会のビデオを一通り見終わった。 きっかけは、夕方、頭に流れた音楽を口ずさんだことだった。「…
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